審美治療とは

最近、審美に対する関心は急速に高まっており、綺麗な歯や歯並びを希望する人が多くなってきています。確かにヘアスタイルを意識したり、メイクをするように歯も綺麗にしたいと思うのは自然なことです。これは人が美を追求する気持ちの表れでしょう。一方、薬などの影響で先天的に歯が黒い方や事故などで歯が変色してしまった人たちは、我々医師たちが「こんなに白くしなくても…。」と思うほど白い歯に対する憧れは強いもので、実際に白くなった歯を鏡で見て涙を流す人もいます。しかし、審美治療はただ歯を白くしたり、形を整えれば良いというものでは在りません。大切なことは、口腔全体のバランスを考え、かつ機能的に治療してこそ本当の審美治療と言えるのではないでしょうか。その治療法は大きく分けて、ホワイトニング、詰め物・かぶせ物(補綴)を利用したもの、矯正治療の3つがあります。

1.ホワイトニング

主に歯の着色や色調を改善するもので、歯を削ることなく、患者さまの侵襲が少ない安全な手法といえます。当院では、日本で初めて厚生労働省より認可を受けたNITEホワイトエクセル(R)システムを採用し、好評を得ています。
治療の流れとしては、まず患者さま個人に合わせた専用のマウスピースを製作し、これに過酸化尿素を主成分としたジェル(薬液)を注入します。あとはこれを1日最長2時間、2週間ほどお口に装着して頂くだけです。

このように比較的簡単な治療ですが、それだけに患者さまの協力が必要で、個人差が出やすいという欠点もあります。

2.詰め物・かぶせ物(補綴)を利用したもの

この方法は1.では改善できなかった高度の着色だけでなく、前歯の形態、歯並びなどをも短期間に改善することができます。
一般的な治療法では、ご自身の歯を土台とし多種の材料や方法を選択した上で、詰め物やかぶせ物(いわゆる差し歯)を製作します。また、現在奥歯などに金属の詰め物やかぶせ物などが在り気になっている方は、それらを白いものに変えることも可能です。
ただし、この治療はご自身の歯を土台とする為、残念ながら、むし歯などに侵された歯や、時には健康な歯までも削らなければなりません。

このように、1.に比較すると侵襲の度合いは大きく、ある意味勇気のいる治療かもしれませんが、特別な痛みを伴うものではありません。担当医と十分話し合い、正しい治療方針を立てることが大切です。

3.矯正治療

矯正治療は、不自然な位置にある歯やあごの骨を整えて美しい歯ならびや正しい咬み合わせ、さらにはバランスのとれた口元を作り出すことです。
きれいな歯並びはむし歯や歯周病の予防につながり、将来にわたってお口の健康維持に貢献します。さらに、よいかみ合わせは消化を助け、からだ全体の健康にもよい結果をもたらします。
きれいに並んだ白い歯で、健康と自信に満ちた明るい笑顔を得ること、それが矯正治療の大きな役割です。 

矯正治療の目的

一言に矯正治療といっても、治療をするからには目的を持っていなければなりません。さもないと単なる医師の一人よがりや、患者さまの希望だけで行うことになり、必ずしも安全で正しい歯科矯正治療とはいえないと考えます。

一般的な矯正治療の目的 

1.能率的な咀嚼機能 
2.安定のある歯列 
3.健康な口腔組織 
4.顔面全体の最良なバランスと調和 

以上の4つを回復・獲得すること、すなわち不正咬合から個性ある正常咬合へと導くことが目的といえます。正常咬合とは、形態的・機能的にバランスの取れたもので、個人の歯や顎の大きさ、またその形にあった咬合をさし、人により様々(=個性)です。

医院情報とアクセスマップ

〒761-8045
香川県高松市西山崎町886-1
TEL/087-886-8900 FAX/087-886-8309

■診療時間
(平日) ○9:00~13:00  ○14:30~18:30(最終受付時間18:00)
(土曜日) ○9:00~13:00  ○14:30~17:00(最終受付時間16:30)
※休診日 木・日・祝日